雑貨デザイナーのしごと

さまざまな雑貨を製作・販売する「雑貨デザイナー」は、人気の職業として注目を集めつつあります。日常生活に欠かせない「雑貨」は、多くの人が興味を持ち、購入する対象となっています。そんな雑貨をデザインする職業である雑貨デザイナーは、今後も需要が高い存在となるでしょう。

雑貨デザイナーとは?

雑貨デザイナーとは、その名の通り「雑貨」をデザインする職業です。日常で使用されるあらゆる雑貨を製作し、販売して利用者に届けるのが主な役割です。雑貨デザイナーが製造できる雑貨には多くの種類があり、どんなものを商品にするのかは自由です。自分の得意なもの、好きなものを製造し、プロの雑貨デザイナーとして販売していくことも可能です。自分が考えたオリジナルの製品が市場に流通するという事実は、仕事のやりがいとなります。他の人には作れない雑貨を販売することに興味があるのなら、雑貨デザイナーになることがおすすめです。

雑貨デザイナーに必須の資格はある?

雑貨デザイナーには、必須となる資格はありません。そのため無資格でも、問題なく活動ができます。一方で、雑貨デザイナーとして働くためのスキルは欠かせません。雑貨に関する知識、製造する技術、オリジナルを考案する発想力など、必要なスキルはたくさんあります。いずれのスキルも勉強によって習得できるため、積極的な学習活動が雑貨デザイナーになるためには必要です。資格勉強に時間を割くよりも、雑貨デザイナーに必要な資格を明確にして、学習時間を確保することが重要です。

雑貨デザイナーの仕事内容

■商品となる雑貨をデザインする
雑貨デザイナーは、まず商品となる雑貨をデザインすることから始めます。どのようなデザインに需要があるのか、どんなデザインが人気なのかを考えて、オリジナルの形に落とし込みます。デザインは図面などに書き起こし、できるだけ機能や使用する素材なども明確にしておきます。雑貨を構成する要素が曖昧だと、製造過程で問題が出る可能性があるため、デザインの段階で詳細まで決めておくことがポイントです。

■デザインした商品を形にする
デザインしたオリジナル商品を、実際に形にします。試作品としてまずは1つ製作し、実際に雑貨として扱えるかチェックします。イメージしていたものと、実際に製作したものでは、さまざまな面で違いが出る可能性があります。違いを確認したうえで修正や改善を行い、より商品として通用する形に整えます。雑貨デザイナーは依頼を受けて1点ものを作ることもありますが、大量生産を見込んで商品化することも多いです。複数の顧客に使ってもらうことを想定するのなら、製作工程を簡略化し、スムーズに製造できるように工夫することも重要です。

■商品を販売する
商品が完成したら、実際に販売してユーザーに使用してもらいます。実店舗だけでなく、近年はオンラインのネットショップを通して販売する形式も一般化しています。初期費用を抑えて自分のお店を持てるため、まずはネットショップを開業して商品を売り出す方法もおすすめです。販売するためには商品の魅力を、写真や言葉で正確に伝える必要があります。場合によっては実際に使用している様子を動画で撮影し、日常で使うイメージを伝えることもあります。顧客の満足度を高めるためには、梱包にも気を使う必要があります。丁寧なことはもちろん、試供品やメッセージカードなどを同封し、「また購入したい」と思ってもらうことがポイントです。

雑貨デザイナーになるには

雑貨デザイナーになるのなら、専門学校への進学がおすすめです。独学で雑貨を製造できる人もいますが、プロとして通用する本格的なスキルを習得するには、やはり専門学校のような環境での勉強が必要となります。専門学校では豊富なノウハウを持つ講師から直接教えてもらえるため、スムーズに雑貨デザイナーとして活躍するためのスキルが身につきます。雑貨デザイナーを目指す人と一緒に学ぶことも可能なので、勉強のモチベーションを維持しやすい点も、専門学校に進学するメリットです。

専門学校なら就職サポートも充実している<

専門学校では、就職サポートにも期待できます。雑貨デザイナーとして会社に就職したい場合には、学校の支援を有効活用することがポイントです。また、会社に所属せずにフリーで雑貨デザイナーとして働く場合にも、専門学校の講師や就職課のスタッフによるサポートが役立ちます。具体的にどのような方法で働けばいいのかが明確になるため、目標設定がしやすくなります。目標に合わせてフリーになる準備ができれば、事業の成功が近づきます。

まとめ

雑貨デザイナーは、雑貨をデザインして販売する専門職です。自分の個性を活かした仕事をしたい人や、雑貨に興味がある人にとっては、魅力的な職業となるでしょう。そんな雑貨デザイナーとして活躍するには、専門知識・技術の習得が重要です。専門的なスキルを活かせる地盤を持つことで、長く雑貨デザイナーとして働いていくことが可能です。雑貨デザイナーとして成功すれば、いずれは有名作家として高収入を実現することにも期待できます。まずは雑貨デザイナーの基本や仕事内容をチェックして、何を学ぶべきか明確にしてみましょう。

雑貨デザイナーを目指すのなら、本校「京都芸術デザイン専門学校」の「ハンドメイドコース」への進学がおすすめです。財布・ポーチ・ペンケースといった雑貨だけでなく、バッグ・アクセサリーといったものづくりの専門技術や知識を学ぶことができます。また、商品販売教育で自分たちで企画→制作→販売までをプログラムもあり、実践的な技術が学べます。
この機会にハンドメイド作家を目指す人は、ぜひチェックしてみてください。
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