コミックイラストコースComic Illustration Course
絵を描くことに特化し、画力向上を徹底して目指す
絵が上手くなりたい!イラストを描く仕事がしたい!「好き」を生かしてイラストレーターやキャラクターデザイナーなど、憧れの仕事を目指します。コミックイラストコースでは、まず画力の土台となる基礎を鍛え、その上でイラストの表現力アップや分野の応用技術を学びます。
学べる内容
コミックイラスト 漫画 アニメーション
ゲームイラスト ライトノベル挿絵 デジタルイラスト
Live2D 作画 キャラクターデザイン イラストプロダクト
2年間の学びのステップ
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画力向上のためのプログラム
デッサンの基礎
デッサンは描くことすべての基礎となります。捉え方、バランスのとり方などしっかりとした基礎を身に付けます。
作画基礎
人体の描き方、構図のとり方、バランスの良いイラストの描き方など様々な作画の基礎を学び、技術を身に付けます。
デジタル基礎
イラストソフトやphotoshop等のソフトの使い方から線の描き方、塗り方、仕上げの方法などを基礎から学びます。
プロダクト基礎
描いた作品を「商品」へと展開していく方法を学びます。グッズの作り方、見せ方を知り、実際の販売につなげます。
背景描写
背景はイラストにおける世界観の表現のためにも重要です。基礎から応用まで背景の描き方を身に付けます。
マンガ・アニメ表現
伝わるマンガを描くために必要な、ペンの使い方やトーン、ネームの作り方、人体表現などの基礎を学びます。
イラスト表現
ニーズに合わせ、多様な表現を学び、オリジナリティのあるイラストを描く技術を身につけます。
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技術応用・実践のためのプログラム
Live2Dモーション演習
Live2Dは「絵」そのものを動かす業界注目の技術です。原画の持つ魅力をダイレクトに活かしながら、まばたきしたり、笑ったり、微妙な表情変化を細かく表現することができます。 動画はこちらから!
企画・提案
ゲームやアニメ、挿絵など、使用目的や対象となるターゲットに合わせ、魅力的なイラストを提案する方法を学びます。
アートプロダクト
企画から売上げの獲得まで、自分の絵に価値をつける発想力やマーケティングの方法を学び、しごとを意識したイラスト制作に取り組みます。
動画制作
映像制作ソフトAfter Effectsの基本を学び、迫力のある加工やエフェクトの技術を身につけて表現力を磨きます。
コンセプトアート
広告・ゲーム・アニメなど決められた条件・仕様に応じてコンセプトアートを表現する技術や方法を学びます。
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卒業生インタビュー
株式会社トーセアーティスト
A.Zさん
宮崎・宮崎日本大学高校 出身(2022年卒業)
2Dを中心とするゲームの制作に携わっています。自分のイラストや3Dモデルが動き出し、実際にプレイできるようになるのがやりがいです。
株式会社GAINAX京都アニメーター
K.Hさん
京都・京都両洋高校 出身(2022年卒業)
アニメーターとして、原画と原画の間にある「中割り」を描いています。在学中にデザインやクロッキーを学んだことが役立っています。
株式会社room62Dデザイナー
Y.Pさん
台湾 出身(2022年卒業)
仕事内容はゲームの背景やキャラクター、服装、UIなどの制作です。チームメンバーと協力して仕上げていくなかで、成長を実感しています。
フリーランスサチコさんイラストレーター
(2023年卒業)
好きなことを「好き」のままでいるためにイラストは副業に
在学中から作家活動をしてきたのですが、卒業後も自分の思い通りに創作をしたかったのでイラストは副業にしようと思いました。 自分の性格上、好きなことを本業にすると「疲れた」とか「つらい」といった感情を持つかもしれないと思ったんです。 あと、安定した収入が別である状態にもしておきたいという考えもあったので、副業OKの会社に一般職で就職をしました。
即売会でのファンとの交流が創作の原動力
イラストレーターとしてどこかに属しているわけではないので、とにかく自由で気が楽ですね。 お金を稼げるということだけでなく、自分の作品が誰かに興味を持ってもらえたり、“欲しい”と言ってもらえたりすることが、活動の大きな支えになっています。 即売会イベントでは、実際にファンの方とお話しをしたりお手紙をもらったりすることがあって、どこに魅力を感じてくれているのかを直に知ることができるのがすごく嬉しいです。
いろんなことにチャレンジして達成感を味わえた学生生活
京芸デでは学校のイベントで何度も物販を経験しましたが、中でも一番の思い出は卒業制作展です。 作品販売以外にも個人の作品展示やポートフォリオ、等身大パネルなど自分のやりたいことを全部させてもらえたので、すごく達成感がありました。 東京から来てくれたファンもいて心から感謝です。
あと、プロダクトの授業でNFTアートなど自分の知らない分野のことにも挑戦できたのもよかったですね。
イラストの道は一つじゃないから自分に合った選択を
これまでそれなりに充実した作家活動ができているので、「イラストレーターとして就職」とか「本業でフリーランス」という道があったかもしれないと思うこともあります。 でも今のところは、本業と副業を両立させたいという気持ちの方が強いです。まだ若いので将来的にどうするかはゆっくり考えようと思います。
「企業に就職する」「副業にする」「趣味で楽しむ」など、イラストとの関わり方はさまざまあります。クリエイティブ職に就職しなかったからといって、才能がないわけではありません。 私は与えられたテーマで描くことが苦手だということに学生時代に自覚したので、大好きなイラストと関われる今の働き方を見つけました。 京芸デの後輩に皆さんにも、自分の得意不得意をよく見つめ直して、いろんな選択肢のなかから自分に合った道を見つけてほしいです。